日経アーキテクチャーからの取材を受けました!


建築雑誌として有名な日経アーキテクチャーの取材を受けました!


日経アーキテクチャーは、 創刊して41年の業界誌として歴史が古く、建築士をはじめ建設会社・工務店・行政など、建築業界に携わる人々に、意匠・構造・施工などの専門的な領域だけでなく、建築業界を取りまく社会や経済動向などトレンディーな情報を発信し続けている建築の総合雑誌です。


弊社のような個人の設計事務所が、地域と関わりながらどのような営業活動を行っているのか、ネットへの取り組みなど、創業から現在まで17年間の歩みをお話させて頂きました。


取材をして下さったのは、一昨年あるセミナーで知り合った日経BP社の編集委員のMさんです。


とりわけ、弊社が掲げている『古民家に学ぶ家づくり』について、熱くお話させて頂きました!取材の内容が採用になったあかつきには、日経アーキテクチャーWEB版に掲載頂けるようですが・・・今のところは未定です(;^_^A


Mさん、遠いところ取材ありがとうございました!


日経アーキテクチャー取材 (1)

日経アーキテクチャー取材 (2)


與那原浩建築設計室のHPはこちら→http://yonahara-sekkei.info/

【古民家】アンティークな結霜ガラスは古民家のどこに使われてるの?【動画あり】


自宅
長屋門(ながやもん)で、
建築設計事務所を営んでいる一級建築士
古民家建築の専門家 與那原浩です。




私が住んでいる妻の実家、太宰家の離れ
控えの間の建具をご紹介します。




アンティークガラスが古民家に?と不思議
思われる方がいるかもしれませんが・・・




現在では希少性とセンスの高さで、人気の
あるレトロな雰囲気のアンティークガラス。
我が家では、離れの建具に使われています。




結霜ガラス4




こちらが建具のガラスです。地模様がつい
ていますが、あまり見たことがない模様
ですね。





それもそのはず、今ではほとんど生産され
ていない大変貴重なガラスで、現在のように
大量生産には向かない工法のため、大正~
昭和初期頃しか生産されてない超レアもの
なのです。




原本★
出展:犬伏武彦著 【民家ロマンチック街道―伊予路】




曇りガラスのように見えますが、実は、
『結霜ガラス』(けっそうがらす)と言い
ます。現在のガラスのように型を使って
製造されたものではありません。




動物の皮革などから採られる強力な

(にかわ)と呼ばれる
糊を、粗めに加工した
板ガラスの表面に塗り、不純物を取り除い
てゼラチンとなって・・・




膠が固形化し、乾燥収縮することで、ガラス
の表面に霜(しも)の結晶のような美しい
模様を作り出すことができます。




膠の量や養生時間、作業工程や周りの環境
によって、模様の出方も微妙に変化してしま
うため、安定した綺麗な模様を作るには高い
技術と長い経験が必要になります。




そういった手作業の行程で作りあげる製品
なので、現在のような大量生産する工業化
に合わず、やむを得ず生産中止となった
ようです。




結霜ガラス1
我が家の離れ玄関です。




結霜ガラスは、離れ玄関横の控えの間、
中庭に面した建具で使われています。




結霜ガラス2
離れ控えの間です。




離れ玄関からあがった、茶室である奥の
客間に入るための控え的な部屋で、広さ
は2畳しかありません。




そんな控えの間の建具に、結霜ガラスが
使われているので、当時の我が家は財力
があったのだと思います。




すりガラスよりモザイク性は低いですが、
光が地模様に透けて、とても柔らかな
優しい雰囲気になります。




結霜ガラス3
逆光の建具




外の格子と合わさって、いい雰囲気を醸し
出しています。




小説家 谷崎潤一郎は、著書の『陰翳礼讃』
(いんえいらいさん)の中で、『日本では、
むしろ陰翳を認め、それを利用することが
日本古来の芸術の特徴である』と主張して
います。





陰翳を作る格子も結霜ガラスも日本文化
ならではの産物なのですね。




でも、結霜ガラスは、建具よりも食器棚や
家具に多用されています。




16001p01
出展:http://www.risingpreneur.com/index.cgi?id=16001




アンティーク家具と相性のよいレトロガラス
が、家具としてもオブジェとしても、とても
いい存在感を醸し出しています。




結霜ガラスは、工業製品ではなく、手作り
なので、割れてしまったら2度と同じものを
入れ替えることができません。
大切に使用していきたいと思います。




動画でもご紹介しています。
 ↓ ↓






古民家のことでお困りのことがありました
ら、古民家建築の専門家の私に、お気軽
にご相談下さい。




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今日も最後まで読んで頂きありがとう
ございました。


 


中古物件購入の立ち会いからリフォーム工事の相談までお任せ下さい!

 
自宅長屋門(ながやもん)で、
建築設計事務所を営んでいる一級建築士
古民家建築の専門家 與那原浩です。




古民家建築の専門家の私ですが、中古
物件下見の立会い依頼がありましたら、
耐震・物件の老朽化・雨漏り・外壁の劣化・
地盤・周りの環境についての状況確認も
行っています。




お客様が中古物件を購入するか否かの段階
になり、ご要望がありましたら、補助金対象
の耐震診断もしております。




補助金申請などの書類作成は、弊社の方で
行いますので、お客様のお手を煩わせること
はありません。




診断を経て、耐震補強工事を行ったり、あわ
せてリフォーム工事を行う場合も、弊社で
施工を行い、
銀行での住宅ローン借入申請
用図面の作成も行います。




お客様は、窓口一つで、中古物件の購入から
耐震・リフォーム工事までお任せできます!
(不動産売買については別業者です)




下記の中古物件を購入予定のお客様からは、
窓口一つでお任せできるから安心で楽チン!
と大変喜んで頂きました!





ainannoie (7)
現在空家の中古物件。



ainannoie (2)
セパレートキッチンはかなり老朽化して
いるため、新規交換するか検討中。



ainannoie (3)
不要な垂壁・壁・押し入れ・床の間を
撤去予定。



ainannoie (4)
浴室は設備的には十分使える。



ainannoie (6)
2階の居室は壁紙などの張替のみ。



ainannoie (5)
こちらの居室もほぼ使える状態。



ainannoie (8)
大きな倉庫もついての中古物件。広い
駐車場もついているので、好条件の
物件と言える。



=============


中古物件は土地つきで購入する場合、
売買代金も高額となり、住宅の耐震状況
・老朽化・瑕疵の有無・地盤状況など、
検討する場合に専門業者が立ち会うと
かなり安心できます。




建築のことは、不動産業者だけでなく、
木造耐震診断士・危険度判定士の資格
を持っている私
にお気軽にご相談下さい。




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薪ストーブの設置や煙突工事を行った和モダンの家


自宅長屋門(ながやもん)で、
建築設計事務所を営んでいる一級建築士
古民家建築の専門家 與那原浩です。




私が以前設計監理させて頂きました住宅の
お施主様から、薪ストーブ設置のご相談が
あり、昨日、ストーブの設置・煙突工事の
立ち会いに行って来ました。



===========



薪ストーブ (1)
設置工事後の薪ストーブ
壁と床に、熱を遮断するための保護シート
やプレートも設置。




sasayamatei3
竣工当時のお施主様のリビング
広々としたリビングです。




sasayamatei5
キッチン側から見ても、大空間です。




sasayamatei4
和室も隣接しています。




こちらの住宅は、当社のサイトで、ご覧
頂けます。
 ↓ ↓
與那原浩建築設計室公式サイト 


===========



こちらのお宅は、和モダン&自然素材の家
で、リビングがかなり広く、
奥さまがお料理
好きなご家庭です。




そのため、設計当初から薪ストーブの設置
をご提案させて頂いておりましたが、当時
はまだ調理用大型ストーブがあったため、
薪ストーブの設置は見送っておりました。




ところが、この冬にそのストーブが壊れた
ため、今回設置したいとお施主様から
ご相談がありました。




薪ストーブは、設置や煙突工事の際、
天井や屋根に穴を開けることになるので、
設計者である私が、業者と打ち合わせして
工事に立ち会うことが必要となります。




煙突工事を自作でする方がおられますが、
よほどの施工技術を持った方でないと、
安全面的に問題が起きる可能性があります
ので、建築士やストーブ専門業者を通して、
設置工事を行うことをお勧めします。




煙突工事 (1)
雨漏りすると大変なので、雨仕舞はしっかり
処置します。




煙突工事 (2)
遠目からも施工がきちんとされているのが
確認できます。




お施主様にとって、住宅の一番よい場所を
ご提案し、家の構造や屋根の雨仕舞にも
問題のないよう細心の注意を払っており
ます。




薪ストーブ (2)



こちらの薪ストーブは、北欧ノルウェー
ヨツール社 の調理用薪ストーブ
(JOTUL F 400)を使用しております。




ヨツール社は、ノルウェーでもっとも古い
生産工場の一つから誕生しました。
1853年、ノルウェーのオスロ郊外の鋳物
工場からスタートし、鋳物製ストーブを
主力商品として成長し、ノルウェー国内
で最大級のストーブ製造工場に発展し、
ノルウェー全土に製品を販売するまでに
大きくなりました。




現在は、アメリカ、フランス、英国に子会社
を持ち、ヨーロッパを中心に世界中の
40ヶ国にノルウェーの伝統的な薪ストーブ
を販売しています。




見た目はクラッシックなデザインですが、
クリーンバーン(自動二次燃焼システム)
による美しい炎を堪能でき、二酸化炭素
や不純物が排出されないよう環境に配慮
されたシステムが導入されています。


薪ストーブは、灯油よりお金がかかりそうな
イメージですが、ランニングコストは灯油と
大差はないそうです。




冬の間は、夜間でもタネ火を残すことが
でき、火力も強いので、家全体がずっと暖か
さを継続
できるそうなので、寒冷地には灯油
ストーブやエアコンよりコスト的にもお得な
のかもしれません。




その上、今回のストーブのように、煮炊きが
できるタイプだと、さらにコストパフォーマ
ンスがよさそうです!




私が建築に携わる古民家や和モダンの住宅
にもデザインの相性がいいので、薪ストーブ
設置など今後もお施主様にご提案していき
たいと思っています。また、住宅のこと
なら、何でもお気軽にご相談下さい。




今回の薪ストーブ設置は、
愛媛県北宇和郡松野町延野々1450
株式会社山崎農機様にご協力頂きました。




今日も最後まで読んで頂き、ありがとう
ございました。




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【古民家】日本家屋の深い軒の役割が神すぎる!【動画あり】


自宅長屋門(ながやもん)で、
建築設計事務所を営んでいる一級建築士
古民家建築の専門家 與那原浩です。




私が住んでいる妻の実家、太宰家の
長屋門の軒を紹介します。




20090622noki
長屋門の軒下




原本★
出展:犬伏武彦著 【民家ロマンチック街道―伊予路】




梅雨時期は、長い間激しい雨が降り、湿度
も高い日が続きました。




伝統的な日本家屋の特徴の一つとして、
深い軒のデザインがあります。高温多湿な
気候の中で快適さを求めると、家は開放的
なつくりになっていきます。




そうすると、雨風などの自然から建物を守る
ため、軒を深くする必然性があった
のだと
思います。




また、日本人独特の自然との一体感を求め
るという文化的な側面も考えられます。




長屋門の軒を見ると、外壁芯より軒先瓦
(のきさきがわら)
まで、1.18mあります。
これだけ軒が深いと少々の雨は外壁にかか
ることはありません。




しかし、これだけ軒が深いうえ瓦が葺かれて
いるのに、それを支えている垂木(たるき)
が小さいと思いませんか。




実は、この軒は二重構造になっているのです
が、お分かりになりますか?

20090622noki2
長屋門中庭から撮影




正面から見ると、屋根の勾配と軒の勾配の
違いがよくわかります。

20090622noki3




軒を深くすると軒先にかかる荷重が増える
ため、屋根を支える垂木も大きくなって
しまいます。




軒を二重にすることにより野垂木(のだる
き)
や補強材を隠すことができ、軒先の
垂れを防ぐ効果もあります。




また、屋根勾配よりも緩い勾配とすること
で、美観的にも落ち着いた雰囲気となって
いるのです。
匠の知恵と技術に感心するばかりです。




最近では、新築の家は洋風外観の家が、
とても多くなりました。間口の小さな窓を
採用している家が目立ちます。外観が洋風
になることで、軒は浅くなり、中には庇が
まったくない家もあります。




「家の作りようは、夏をむねとすべし」

いう考え方が日本にはありましたが、高温
多湿の風土から考えると、従来の日本家屋
のように、軒が深く、開口部が大きく、通気
のいい家と、輸入住宅のように必要最低限
の開口部しかない海外の住宅とは、家の
つくりやコンセプトが大きく異なります。




軒や庇が果たす重要な役割としては、少な
くとも4つの大きなメリットがあります。




①夏の日差しを防ぐこと。

ここのところ記録的な暑さが続いています
が、軒の深さが暑さ対策にも効果絶大です。
夏は太陽の位置が高いので、軒や庇に
よって、厳しい日差しを遮ることができます。




②冬の暖かい日差しを取り込むこと。

寒い冬は、太陽が低い位置を通るため、軒
や庇があっても、日差しは室内まで入り、
暖かな日射を取り込むことができます。




③雨が直接建物に降りかかるのを防ぐこと。


雨水は、建物の寿命に大きな影響を及ぼす
ことになるので、雨仕舞いはとても重要
です。外壁材と外壁材のつなぎ目、窓の
周囲、屋根の谷あたりから、雨漏りしたり、
雨水が入り込むケースがよくあります。




④壁を雨水から守ること。

雨量の多い日本では、壁に直接雨水が当た
らないように、軒や庇で雨水を遮ってきま
した。軒が浅くて、雨水がよく当たる壁は、
数年で藻が発生し、緑色の壁になってしま
います。壁を傷ませないためにも、雨水を
遮る対策が必要です。




日本家屋の深い軒は、デザイン的にも機能
的にも優れているということが分かります。
その土地の風土にあった建築様式にする
ことが、家を丈夫に長持ちさせるコツです。




最後に、動画もご覧ください。








リフォームや修繕などのご相談や見積もり
は無料ですので、お気軽にご相談下さい。
  



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ございました。




【建築ワード説明】


軒先瓦(のきさきがわら)
軒先を葺く瓦のことで、水切りがよいように
垂れが付いている。


垂木(たるき)
垂木とは母屋に固定された屋根の骨組み
で、野地板を固定する役割のこと。


野垂木(のだるき)
化粧垂木(けしょうだるき)の上にあって、
屋根を支えている垂木で、下からは見え
ない。


宇和島や古民家の記事の内容が凄すぎる!中西賢一氏のブログ『Trip-Nomad.com』


 一級建築士 與那原浩(よなはらひろし)
妻 與那原慶子(よなはらけいこ)と申し
ます。主人が自宅で、建築設計事務所
営んでいます。




私のネットスキルの先生である中西賢一
さんが、先日宇和島を訪問され、我が家に
来られたことをブログ記事にして頂きました。




宇和島や古民家について、たっぷりと
圧倒的な情報量で書いて頂きましたので、
ご紹介させて頂きます!




uwajima-kominka002

宇和島の『古民家』建築の専門家!與那原
氏から『古民家』の魅力をふんだんに教えて
もらった!
出典:http://trip-nomad.com/trip/japan/uwajima-kominka/




中西賢一さんは、アフィリエイターであり、
オンラインネット塾『彩塾』の副塾長でも
あります。私が、彩塾に入会している
関係で、色々とご指導頂いております。




ネットに精通している中西さんに、ブログ
でこのようにご紹介頂き、感謝でいっぱい
です。




ブログ記事の中に、我が家の古民家リノ
ベーション事例が紹介されております。




熊本地震の影響で、耐震工事をご希望の
お客様が大変増えております。




古民家についての修繕やリノベーション
などのご相談や見積もりは無料ですの
で、お気軽にご相談下さい。
  



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【古民家リフォーム】古民家に住みたい人必見!意外と知らない古民家建築の種類と特徴とは?③


一級建築士 與那原浩(よなはらひろし)の
妻 與那原慶子(よなはらけいこ)と申しま
す。主人が自宅で、建築設計事務所を営ん
でいます。




先日、古民家建築についての種類と特徴
について告知しましたが、今回はその3回目
古民家リフォームです。
1回目 古民家再生
2回目 古民家リノベーション




=================


【リフォーム】

リフォームは、老朽化した建物を悪い状態
から改良することを言い、マンションや
アパートの場合は、退去後の原状回復を
意味します。

マイナスの状態から、機能を元の状態に
回復させることが多く、外装の塗り直しや
壁紙の張り替え、水周り設備の変更など
を言います。


=================



古民家リフォームでは、屋根や外壁の雨
漏りの修復、外壁塗装、段差解消、手すりの
増築、建具の修繕、トイレの改修など、通常
の中古物件リフォームと変わりません。




古民家は木造が大半なので、雨漏りで材が
濡れてしまうと、腐ったり、カビが生えた
り、白アリ被害を受けやくなります。




tenjo
雨漏りした天井
出典:http://nichijuko.info/14/



また、長い年月、風雪に耐えた屋根は、経年
劣化が激しくなっていることが予想されます
ので、屋根が傷んで、雨漏りがご心配な場合
は、深刻な影響が出る前に、早め早めの
対処が必要です。



yanerekka
屋根の経年劣化
出典:http://maxreform.jp/studyblog/1511061640.html




日本の伝統工法と言われる和風建築では、
屋根を谷に納める工法が多いので、銅板
の経年劣化による雨漏り被害が多いです。




 屋根谷
屋根谷部分の経年劣化による雨漏り
出典:http://sato.cms-lite.net/blog/2012/06/post-90.html




地震による外壁のクラック・塗壁のはがれ
なども、雨水が浸食し、家の耐久性に
問題が出てくるので、見かけたら早めの
対応が必要です。



crack
地震や地盤沈下による外壁のクラック
出展:http://stc-santec.co.jp/service/tosou.html



gaiheki2
塗壁のはがれ
出展:http://www.t-sakan.com/2015-11-30arimatu/



gaiheki1
石垣壁のはがれ





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ございました。

【リフォーム】住宅リフォーム補助金制度を使って、家の中を使い勝手よくしませんか?


自宅長屋門(ながやもん)で、 
建築設計事務所を営んでいる一級建築士
古民家建築の専門家 與那原浩です。 



自宅所有の家でも、長い間住んでいると、
水周りの設備が老朽化してきたり、高齢化
に伴い、家のあちらこちらで不具合を感じる
ことが出てきます。



そんな時は、我慢しないで、ぜひ家の機能
を向上させるリフォームをしませんか!



特に、キッチンについては、毎日使う場所
なので、不具合が出てくると、使いづらく
なります!早めに解消したいですよね。



ただ、そうは言っても悩ましいのが、工事
費用です・・・でも、そんな時に背中を押し
てくれる耳よりの情報があります!



それは、行政からの補助金です。自宅を
リフォームする場合に助成してもらえます。




宇和島市住宅リフォーム補助事業(平成28年分)


【目的】

この補助金は、住宅の増改築やリフォーム工事を行う者に対し、予算の範囲内において補助することにより、住環境整備の推進とともに、地域経済の活性化及び雇用の安定に貢献し中小企業者の振興に役立つことを目的とします。

 

【補助対象者】

(1)市内に在住し、持ち家住宅(親または子の住宅を含む)のリフォーム等工事を行う者。

 ※持ち家住宅…自己所有の住宅であって、自己居住に供するもの

(2)納期の到来した市税等を完納している者。

(3)補助を受けようとするリフォームが、他の補助制度と重複して受けていない者。

(4)公共工事の施行に伴う補償費の対象となる工事費用を受けていない者。

 

【補助対象住宅】

(1)市内に存在する住宅。

(2)所有者がリフォームを承諾している住宅。

(3)建築後5年以上経過した住宅。

(4)集合住宅においては、申請者の居住の用に供する専有部分。

(5)併用住宅においては、居住の用に供する部分。

 

【補助対象工事】

(1)市内の建築業者等が補助対象工事の主たる施工業者であること。

(2)補助対象工事に要する経費(消費税及び地方消費税を含む)が30万円以上であること。

 

【補助率】

工事にかかった費用の10限度額20万円
 


宇和島市ホームページより引用




私達が住んでいる愛媛県宇和島市では、
上記のような住宅リフォーム補助金制度
がありますので、この制度を利用して、
ご自宅をリフォームされた事例があり
ます。



ご紹介する工事内容は、以下の3カ所
です。

①システムキッチン新設工事
②階段手すり設置工事
③玄関踏み板設置工事 

約3日間の施工期間でした。

 
 
上記工事にかかった費用の10%が申請
によって助成されました!工事費用額も
大きいので、このような制度は、とても
助かりますよね!



リフォーム補助金(2)
【システムキッチン新設後】
  IHクッキングヒーター・昇降棚・天板が
  人工大理石になりました。


リフォーム補助金(1)
【改修前:老朽化により新設】
  設備が老朽化し、料理しづらかった台所。
  吊戸棚が高く、出し入れができなかった
  そうです。


リフォーム補助金 (8)
【玄関踏み板増設後】
  玄関上がり框のスペースを増設すること
  で、階段が昇りやすくなりました。


リフォーム補助金 (7)
【玄関先改修前】
  玄関が狭く、階段へ昇るスペースがない
  ので、昇りにくさを感じていたそうです。


リフォーム補助金 (4)
【階段に手すり設置後】
  手すりが設置され、安心して昇り降りでき
  るようになりました。
 

リフォーム補助金(3)
【階段手すり設置前】
  急な階段なので、手すりがなく、非常に
  危険な状態です。


リフォーム補助金 (6)
【階段脇縦手すり設置】
  玄関先から縦手すりを使って、上がり
  やすくなりました。



お客様から、以下の通り大変喜んで頂き
ました!


●手すりが設置され、階段の昇り降りが楽
  になりました!今まで、危ないので、はう
  ようにして昇降していました。
●キッチンが新しくなり、気持ちが晴れ晴れ
  して、料理するのが楽しくなりました。



思い切ってリフォームして、本当によかった
と言って頂きました!



あなたも、現在の住宅に不具合を生じまし
たら、最初の見積もりは無料ですので、
どうぞお気軽にご相談下さい。
  


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今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



【古民家リノベーション】古民家に住みたい人必見!意外と知らない古民家建築の種類と特徴とは?②


一級建築士 與那原浩(よなはらひろし)の
妻 與那原慶子(よなはらけいこ)と申しま
す。主人が自宅で、建築設計事務所を営ん
でいます。




先日、古民家建築についての種類と特徴
について告知しましたが、今回はその2回目
古民家リノベーションです。
1回目 古民家再生




あなたは、リノベーションといえば、どんな
イメージを持たれていますか?
同じような用語のリフォームとの違いは、
お分かりでしょうか?



===============


【リノベーション】

既存建物を大規模改修することで、性能
や価値を高めることを言います。デザイン
性の質を高めたり、住環境を現代的な
スタイルにしたり、間取りや内外装を変更
したりします。



【リフォーム】


リフォームは、老朽化した建物を悪い状態
から改良することを言い、マンションや
アパートの場合は、退去後の原状回復を
意味します。
マイナスの状態から、機能を元の状態に
回復させることが多く、外装の塗り直しや
壁紙の張り替え、水周り設備の変更など
を言います。


===============


リノベーションとリフォームの違いがお分か
り頂けたでしょうか?似て非なるものと
言いますが、リノベーションとリフォームは
全く違う意味になります。




それを分かりやすく説明したいと思います。
11年前に古民家リノベーションした我が家
の事例をご紹介いたします。




dazaike160618 (8)
 【2005年自宅リノベーション竣工当時】




原本★
―犬伏武彦著 【民家ロマンチック街道―伊予路】引用―




主人の設計事務所独立を考えていた私達
は、その場所を愛媛県宇和島市の私の
実家と定め、2000年、東京から15年ぶり
に家族でUターン移住してきました。




北側部分の居住スペースは、主屋の下屋
部分にあたり、長い間使っていなかった為、
通気や採光が悪く、内装の新建材が湿気で
劣化しており、かなり劣悪な状態でした。




当時幼かった子ども達は、アレルギーが
ひどく、室内環境の影響でぜんそく発作を
頻発していました。




私たちは、すぐに改修を決意し、使い勝手
が悪いキッチン・トイレ・風呂などの水回り
設備も一緒にリノベーションすることにしま
した!




部屋を分断していた押し入れや廊下を全て
撤去、全ての部屋を通り部屋にし、引き戸で
仕切り、通風と採光を確保できる開口部を
配置しました。




また、圧迫されるほど低い天井を撤去し、
下屋部分の特徴である傾斜天井とし、構造
あらわしとしました。




【実例紹介】


キッチン  


dazaike160618 (2)
【リノベーション前のキッチン】

リビングと段差があり、コンクリート土間に
亀裂が入り、水漏れしていました。
安っぽい新建材の壁やタイルを全て撤去
しました。



dazaike160618 (6)
【リノベーション後のキッチン】

壁・天井はスギ、床はヒノキの無垢板
使用し、システムキッチンも新装、居間と
の段差もなくしました。天井は、出来る
だけ高さをとるように工夫しました。



kitchen
【工事から11年経過した現在】

天井や床の木材がアメ色になり、動線も
いいので、大変使い勝手のいいキッチン
です。




リビング  


dazaike160618 (3)
【リノベーション前のリビング】

湿気で床板がベコベコしていました。
安っぽい新建材の天井・壁・床を全て撤去
しました。




dazaike160618 (5)
【リノベーション後のリビング】

天井はスギ・床はヒノキの無垢板を使用。
壁は調湿機能のある珪藻土の塗壁としま
した。リビングとキッチンは、引き戸で
仕切っており、開けると、キッチンと一体に
なります。アルミサッシを撤去し、オーダー
の木製建具としました。



living
【工事から11年経過した現在】

リビングは家族が一番長く過ごすので、
開口は大きくし、明るくて、通気をよく
しています。断熱材も入れているので、
夏は涼しく、冬温かいので、家族がよく
集まる場所となりました。



dazaike160618kaiko
 【リノベーション後の開口部】

窓はできるだけ大きくし、北側部分の採光
をできるだけ取り入れるようにしました。



dazaike160618 (8)
【リノベーション後の寝室】

2間つづきの居室を遮る押し入れを撤去し、
廊下部分を全て押し入れにしました。
風の流れが大変よく、夏でもエアコン不要
なくらい涼しく気持ちのいい空間となりま
した。



room3
【リノベーション後の子ども部屋】

子ども部屋は奥の寝室への通り道になる
ため、ベッドなどを置く場所が取れません。
天井を撤去し、傾斜天井にした結果、
ロフト空間ができたので、子どものベッドと
しました。狭いですが、落ち着ける空間と
して、熟睡できると好評でした。



room2
【工事から11年経過した現在】

現在も必要最低限の家具しか置いてない
ので、すっきりとした状態です。
大学進学している息子達の部屋も、家族
が使うことで、空き部屋にならず、通気が
できています。




現在の様子を動画でも紹介しています。
下屋部分の狭い空間をできるだけ、広く
明るく気持ちよく生活できるよう工夫して
います。




◆キッチン・リビング編

 



◆子ども部屋・寝室編






我が家の古民家リノベーション事例、いかが
でしたか?



ikekara2



外観からはイメージできない居住空間
だったと思います。




我が家の主屋と離れは、建築当時のまま
維持していますが、家族が生活する居住
スペースは、リノベーションすることで、
古民家のデメリットである、汚い・暗い・
寒い・動線が悪い・段差がある・設備が
古いなどの悩みを全て解消しています。





お風呂やキッチンを最新設備にすることで、
築200年超の古民家でも、古民家の長年
培われたいい雰囲気と、生活しやすい便利さ
など、両方のプラス面を確保できています!





古民家リノベーション、本当にお勧めです!
古民家でなくても、中古物件でも同じように
リノベーションすることができます!




古民家や中古物件を所有されている方で、
老朽化・耐震化でご心配な方は、お気軽に
ご相談下さい。




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今日も最後までお読み頂きありがとう
ございました!



 
【建築ワード説明】


下屋(げや)
主屋に差しかけて造った小屋根やその
下の部分。

 
新建材(しんけんざい)
新しく開発された工業製品としての建築
材料の総称。


傾斜天井(けいしゃてんじょう)
勾配のついた天井のこと。


構造体(こうぞうたい)
建築の骨組み部分。梁や小屋組み、梁
のこと。


あらわし
柱や梁などの構造材が見える状態で仕上
げる手法のこと。


無垢材(むくざい)
合板や集成材ではなく、本来の風合いを
持つ天然材のこと。室内の湿度を調節する
働きもある。


調湿機能(ちょうしつきのう)
室内の湿度をコントロールする機能のこと。


珪藻土(けいそうど)
藻類の一種である珪藻の殻の化石から
なる堆積物が粘土状になったもの。


ロフト
部屋の内部に中二階として設けた空間や
屋根裏部屋のことをいう。



【古民家再生】古民家に住みたい人必見!意外と知らない古民家建築の種類と特徴とは?①


一級建築士 與那原浩(よなはらひろし)の
妻 與那原慶子(よなはらけいこ)と申しま
す。主人が自宅で、建築設計事務所を営ん
でいます。




先日、古民家建築についての種類と特徴
について告知しましたが、今回はその1回目
古民家再生です。




古民家再生には、再生のかたちが多様に
存在します。



①現地再生
 現在住んでいる家が老朽化したり、住み
 辛くなった場合に、改修して再生する
 方法です。


②移築再生
 不要となったり、空家になった古民家を
 譲り受け、解体した材料を新たな敷地に
 移動し再生する方法です。
 構造体である梁や柱の傷みのあるもの
 を除き、使える部材を選定することが
 重要ポイントと言えます。


③部分再生・古材利用
 
古民家を解体し、その柱や梁などの部材
 や建具などの一部を新築の建物に組み
 入れ、再生する方法です。
 木造以外の建築でも、インテリアの一部
 として使われることもあり、店舗や飲食店
 など雰囲気を重視する場合に用いられる
 場合が多いです。


 

いずれも、古民家の持つ長い間培われた
雰囲気が魅力的なので、現代のライフ
スタイルに合うようデザイン・設計・再生
されることは、日本の伝統資源の活用と
して、大変喜ばしいことです。




なお、この場合、上物だけでなく、耐震的
な不安要素である基礎部分を含めて、現在
の耐震基準に合致するよう検討する必要が
あります。




古民家再生の場合は、大規模な工事になる
ので、家としての機能を改善し、古民家の
デメリット(段差が多い・寒い・暗い)が
解消される一方で、コスト面では新築以上の
費用がかかる場合もあります。




seiyoshidoike
【古民家再生事例 愛媛県西予市土居家】
引用:じゃらんnetより
 



上記事例の土居家は、1827年の建築と
され、茅葺の木造家屋としては四国最大級
規模です。




もともと、この地域の庄屋だった土居家も
時代の流れに勝てず、子孫だけでは維持
管理も大変になり、建物も老朽化して、
空家同然の状態でした。そんな中で、地域
の文化遺産である土居家を保存していこう
という声が高まり、再生工事が行われまし
た。



doike全景
【老朽化した土居家】
引用:犬伏武彦著『民家ロマンチック街道-伊予路』




現在は、愛媛県西予市古民家交流館
として市営で運営され、古民家の魅力を
満喫できる施設となっています。




古民家の魅力のひとつに藁ぶきの屋根が
あります。大きく張り出した軒は、夏の日差
しを遮り、冬は建物の奥まで日射があたり、
雨風から外壁を守ります。




茅ぶきの葺き替えは、現在では材料も職人
も激減しており、費用も数千万円かかると
言われているので、屋根をガルバリウム
鋼板や瓦で葺き替えるのが一般的です。




古民家に使われている古材には、ケヤキ
・ヒノキ・サクラ・マツなど多様な樹木が
あります。囲炉裏の煙で、長年いぶされた
古材は表面が味わい深い色になっており、
防虫効果もあります。




木材の強度は200年~300年は変化しない
といわれており、古民家は最近の住宅とは
比較にならないほど頑丈で、良質な木材が
ふんだんに使われているのです。




現在、「住む人がいなくなる」「住み辛い」
などの理由で古民家がどんどん処分されて
います。古民家を安易に廃棄するのでは
なく、魅力を再確認しリフォームするなど
再活用していくことが、持続可能社会に
配慮することに繋がることになるのです。




古民家を現在所有されている方で、老朽
化してご心配な方は、お気軽にご相談
下さい。




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プロフィール

與那原浩

與那原浩建築設計室
〒798-1136
愛媛県宇和島市三間町大内20
TEL/FAX:0895-20-7250
携帯:090-7575-1358
email:h_yonahara@ybb.ne.jp
一級建築士
専攻建築士
インテリアコーディネーター
木造住宅耐震診断士
地震被災建築物応急危険度判定士
設計・リフォーム・古民家再生のご相談はお気軽に!
築200年以上の古民家長屋門(ながやもん)で、建築設計事務所を営んでいる一級建築士 古民家建築の専門家 與那原浩です。沖縄県宮古島出身。東京から2000年に妻の郷里である愛媛県宇和島市三間町にIターン。築200年超の古民家で家族と暮らしながら、長屋門に一級建築士事務所を開設。古民家に学ぶ家づくりをコンセプトに住宅の設計監理業務を行っています。愛媛県内子町の町並み修景に多数実績があります。
  

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