芸術新潮6月号は特集として、建築家中村好文と訪ねる
建築家の究極のすまいフィリップ・ジョンソン邸に行こうです。
だいぶ前に南洋堂のネットショップで購入しましたが、まだパラパラとしか
観ていません。

フィリップ・ジョンソンについては、建築関係の方はご存知でしょうが、一般にはあまり
知られていないかもしれません。アメリカ、コネティカット州出身の建築家で2005年に98歳で
亡くなられています。代表作は自身の週末住宅である「ガラスの家」です。
その名のように外壁はすべてガラスになっていて、部屋の中央にあるトイレ・シャワールームのみ
レンガ積みの円筒形の壁で囲まれているという究極のワンルームです。

高校生の頃建築計画という教科書で初めてこの「ガラスの家」の写真を見た時は
正直これが住宅であるとは信じられませんでした。住宅というよりは、広い草原にガラスの箱が
ポツンと置かれたオブジェのようでした。
表紙の写真は「ガラスの家」の内部から広大な庭を眺めたアングルです。

この週末は、その当時を思い出しながら中村好文さんの案内でフィリップ・ジョンソンをめぐる旅を楽しむつもりです。