アンティーク

【古民家】アンティークな結霜ガラスは古民家のどこに使われてるの?【動画あり】


自宅
長屋門(ながやもん)で、
建築設計事務所を営んでいる一級建築士
古民家建築の専門家 與那原浩です。




私が住んでいる妻の実家、太宰家の離れ
控えの間の建具をご紹介します。




アンティークガラスが古民家に?と不思議
思われる方がいるかもしれませんが・・・




現在では希少性とセンスの高さで、人気の
あるレトロな雰囲気のアンティークガラス。
我が家では、離れの建具に使われています。




結霜ガラス4




こちらが建具のガラスです。地模様がつい
ていますが、あまり見たことがない模様
ですね。





それもそのはず、今ではほとんど生産され
ていない大変貴重なガラスで、現在のように
大量生産には向かない工法のため、大正~
昭和初期頃しか生産されてない超レアもの
なのです。




原本★
出展:犬伏武彦著 【民家ロマンチック街道―伊予路】




曇りガラスのように見えますが、実は、
『結霜ガラス』(けっそうがらす)と言い
ます。現在のガラスのように型を使って
製造されたものではありません。




動物の皮革などから採られる強力な

(にかわ)と呼ばれる
糊を、粗めに加工した
板ガラスの表面に塗り、不純物を取り除い
てゼラチンとなって・・・




膠が固形化し、乾燥収縮することで、ガラス
の表面に霜(しも)の結晶のような美しい
模様を作り出すことができます。




膠の量や養生時間、作業工程や周りの環境
によって、模様の出方も微妙に変化してしま
うため、安定した綺麗な模様を作るには高い
技術と長い経験が必要になります。




そういった手作業の行程で作りあげる製品
なので、現在のような大量生産する工業化
に合わず、やむを得ず生産中止となった
ようです。




結霜ガラス1
我が家の離れ玄関です。




結霜ガラスは、離れ玄関横の控えの間、
中庭に面した建具で使われています。




結霜ガラス2
離れ控えの間です。




離れ玄関からあがった、茶室である奥の
客間に入るための控え的な部屋で、広さ
は2畳しかありません。




そんな控えの間の建具に、結霜ガラスが
使われているので、当時の我が家は財力
があったのだと思います。




すりガラスよりモザイク性は低いですが、
光が地模様に透けて、とても柔らかな
優しい雰囲気になります。




結霜ガラス3
逆光の建具




外の格子と合わさって、いい雰囲気を醸し
出しています。




小説家 谷崎潤一郎は、著書の『陰翳礼讃』
(いんえいらいさん)の中で、『日本では、
むしろ陰翳を認め、それを利用することが
日本古来の芸術の特徴である』と主張して
います。





陰翳を作る格子も結霜ガラスも日本文化
ならではの産物なのですね。




でも、結霜ガラスは、建具よりも食器棚や
家具に多用されています。




16001p01
出展:http://www.risingpreneur.com/index.cgi?id=16001




アンティーク家具と相性のよいレトロガラス
が、家具としてもオブジェとしても、とても
いい存在感を醸し出しています。




結霜ガラスは、工業製品ではなく、手作り
なので、割れてしまったら2度と同じものを
入れ替えることができません。
大切に使用していきたいと思います。




動画でもご紹介しています。
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今日も最後まで読んで頂きありがとう
ございました。


 


休日の朝は手動のアンティークなコーヒーミルで豆を挽く

20160211-コーヒー


私の35年来の習慣です。


20歳の記念に買ったアンティークミルも故障一つせず使い続けています。
このミルで豆を挽いていると、ゴリゴリという優しい音とともに、コーヒー豆の
いい香りが匂ってきて、とても穏やかな気持ちになります。


ドリップで淹れたコーヒーを入れる益子焼のカップ&ソーサーは、結婚した翌年、
栃木県の益子町で購入した一品です。
有名作家のモノではありませんが、土を焼いた素朴な質感が気に入っています。


このコーヒーミルも益子町のカップ&ソーサーも、平日の時間に追われる日常を
忘れさせてくれる癒しの効果があるように思います。
長い年月使用していると、単なるモノではなく、まるで家族の一員のよう。
モノに溢れる生活ではなく、モノを大切に使う習慣を心掛けています。


家も、20年~30年でスクラップアンドビルドするのではなく、先祖が大切に住み
継いできた家を、子孫がリフォームや修復しながら住み続けるということで、
家の中に宿る魂が得もいえぬ雰囲気を醸し出すのかもしれません。


古いものを大切にしていく仕事に関わることができて、建築士として嬉しく思って
います。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。


 
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